MR’s buddy-MRの仕事、スキル、モチベーション、やりがい等

1番の強みを作る@

 

医薬品の場合、処方される疾患分野は適応を持っている疾患分野が大半を占めます。実績を伸ばそうと思っても、同じ適応を持っている他社医薬品と真っ向勝負して処方を伸ばしていかなければいけません。

 

その勝負に勝つために、自社医薬品と他社医薬品を差別化して処方促進を行うことが良くあります。しかし、現場では他社医薬品と自社医薬品の差別化が難しく「どちらを処方しても一緒」という場合があります。それでもMRは何とかして実績を伸ばしたいと思っていますので、医師と趣味の話をしたり、販促品を持って行ったりと様々な行動を展開します。

 

私が他社MRを見ていて多いと感じる行動は、医師と趣味や遊びの話に花を咲かしていることです。私も全くしないわけではないですが、休みや平日の夜の時間を削ってまで医師に付き合うことはしません。あくまでもコミュニケーションの一環としか捉えていません。

 

しかも、医師との関係構築を図るために趣味や遊びの話をするということは、どのMRでも思いつくことです。別に私が趣味や遊びの話をしないからといって医師も困りませんし「あいつは俺と趣味の話しを全然しないな」とも思いません。

 

なぜ、私が医師と趣味や遊びの話をほとんどしないかと言うと、どのMRでも出来ることだからです。どのMRでも出来るということは全く目立たないということに繋がります。特別、その趣味や遊びの知識が豊富であれば抜きん出ることも可能かもしれません。しかし残念ながら、私の場合そこまでの知識や経験が豊富な趣味や遊びの分野はありません。すると平凡な目立たないMRになってしまいます。

 

では、どうしたら目立つMRになれるのでしょうか。私は「その医師にとって1番の分野を見つけること」に力を注いでいます。1番になることは何でも良いのです。例えば、頼まれた文献は最低でも翌日、早くて当日に持って行くとか、月曜日の朝は絶対に医局前にいるとか、何でも良いのです。重要なことは、医師の中で「この分野はこいつが1番だな」という項目を可能な限り多く作っていくということです。

 

例えば、駅前に喫茶店が乱立している地域があったとします。どの店でもコーヒーはありますし、ケーキも売っています。あなたが喫茶店のオーナーであれば、売り上げを他の喫茶店よりも上げるためにどのような行動を取るでしょうか。

 

趣味や遊びの話のように、他のMRでも出来るようなこと(Ex.どの店でもあるコーヒーやケーキを売ること)をしていては売り上げを伸ばすことは出来ません。他の喫茶店がやっていないこと、つまり「この喫茶店じゃないと手に入れらないもの」を強調する必要があるのです。

 

それは極端に言うと「女性のみ入店可能」とお客さんを限定するということです。キッズスペースを設けてお母さん同士が会話している間、子供の面倒を見てくれるスタッフを置くことでももあります。「他の店に負けない1番の何か」を強調できれば、競合が激しい喫茶店の中でも目立つことが出来るのです。

 

私の場合、趣味や遊びの話はあまりしませんでしたが、情報提供に関しては最速で実施するように心がけていました。すると、医師が2~3人のMRと趣味や遊びの話をしている最中であっても「あっ○○君(私の名前)、他社の医薬品の話だけど、これってどういうことかな」と聞いてきてくれるようになりました。つまり、その医師にとっては「医学知識に関しては○○君(私)が1番」という位置付けを築くことに成功しているのです。

 

そうなれば、医学的な話が医師とのコミュニケーションツールとして活用できます。無理して趣味や遊びの話をする必要がないのです。かつ趣味や遊びの話をする2~3人のMRよりも目立つことが出来ます。延いては、他社医薬品と自社医薬品との差別化が難しい場合では「○○君には、いつもこの分野でお世話になっているから」と他社医薬品よりも自社医薬品処方が伸びるケースもあります。

 

本当に何でも良いので、医師にとっての1番を多く作ってください。趣味や遊びの話は誰でも出来ます。「あなたしかない特別な1番の強み」を見つけて、医師に売り込んでみてください。そうすれば、こちらから話しかけなくても、医師から「そういえば○○の話だけど…」と話しかけてくれるようになります。

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