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「慣れ」のメカニズムを理解する

 

「今年は10s痩せる!」とか「本を1か月に1冊読む!」とか何か目標を決めたにも関わらず、途中で挫折したことはありませんか。私は良くあります。MRは運動不足になりがちなので、医師から良いよと薦められて購入した健康グッズや運動用DVDは今や埃を被っています。皆さんも似たような経験があるのではないでしょうか。

 

なぜ決めた目標を達成できないのでしょうか。それは、目標に対する行動に脳が慣れていないからです。言い換えると、運動不足を解消する為に健康グッズを使うという行動をすることや、運動用DVDを見て運動をするという行動をすることに脳が慣れていないのです。脳が目標に対する行動に慣れていないので、脳がその行動を起こすこと自体を億劫がっているのです。

 

例えば、歯磨きを思い浮かべてください。最初に上の奥歯から磨いて、次は下の奥歯を磨くというように意識していないにも関わらず磨く順番は決まっていませんか。それは、脳が歯を磨くことに慣れているからです。だから、意識していなくても滞りなく歯を磨くという行動を完遂することが出来るのです。

 

次はタイピングを例にとります。私はブラインドタッチを覚えるのにかなり苦労しました。「あ(A)は左手の小指で押して。い(I)は右手の中指で押す…」とやっていると、文を打つことにかなり労力を使っていました。面倒くさいので、タイピングなんか全部人差し指でもいいかと考えたりもしました。今ではもう慣れていますので、タイミングをしながら人の話を聞くことも出来ます。

 

上記の歯磨きとタイピングの例をまとめますと、慣れていないことをするとかなりの労力を使いますが、慣れてしまえば何の苦にもならないということです。つまり、目標を達成する為の行動をどうやって脳に慣れさせていくかが目標を達成する為のコツなのです。

 

「慣れる」ということは、脳の神経回路が太くなり神経伝達のスピードが上がるということ

 

「慣れ」のメカニズムは脳の神経回路の神経伝達のスピードに由来していると言われています。

 

上記のタイピングを例に取ります。脳が「左小指であ(A)を押せ」という指令を出だします。最初は、脳が「左小指でAを押す」という行動に慣れていないので、まずは目で「Aの位置はどこかな?」と探してから「ここだな…(ポチッ)」とAを押します。だから時間がかかるのです。

 

時間がかかる理由は、脳から「左小指でAを押せ」という指示が出て、情報処理(Aの位置を確認して左小指を動かす等)に時間がかかっているからです。情報処理に時間がかかっているということは、脳の神経伝達スピードが遅いということです。

 

言い換えると、「情報処理の時間が短縮してきた」=「脳の神経伝達のスピードが上がってきた」ということになります。神経伝達のスピードが上がった状態は、上記の例で言う歯磨きが何も考えずにできる状態、いわゆる「慣れた」状態です。このように、脳の神経伝達のスピードは「慣れる」ということに密接に関係しているのです。

 

脳の神経回路とは道路と一緒

 

道路をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。使われていない田舎の砂利道をイメージしてください。使われていない砂利道は、道幅も狭くデコボコなので車が目的地に到達すまでに時間もかかりますし、無駄にガソリンも使います。

 

脳の神経回路も一緒です。使われていない神経回路(ここではタイピング)は、使われていない田舎の砂利道です。目的地に到着(左小指でAを押す)するまでに時間もかかりまし、無駄に労力を使います。だから、慣れていないことをすると疲れるのです。

 

使われていない田舎の砂利道も、車が多く通るようであれば整備を行います。砂利道がコンクリート道になり、狭い道幅も2車線になります。そうなると、目的に到達するまでの時間が短縮し、無駄にガソリンも使わなくなります。

 

脳の神経回路も同様です。左小指でAを押すという指示を頻繁に出していると、脳が「左小指でAを押すという指示は良く出す指示だから神経回路を整備しておこう」と考えます。すると、神経回路が太くなります。神経回路が太くなるということは、道路で言うと2車線になるということです。

 

2車線になると車もスムーズに通行できるようになるのと同様に、神経回路が太くなると神経伝達がスムーズに行われるようになります。その結果、脳から左小指でAを押すという指示がスムーズに行われるようになり、疲れることなく左小指でAを押すことができるようになります。つまり、これが「慣れた」状態なのです。

 

目標が達成できないのは、目標を達成するためにどのように脳を慣れさせていくかを考えていないからです。急にデコボコの砂利道を車で全力疾走したら、すぐに車が壊れるのは当然です。これが、いわゆる「三日坊主」の原因です。

 

まずは砂利道をコンクリート道にして、1車線を2車線にして…と段階を踏まなければ車は全力で走れません。目標を達成する為には、その段階を意識して徐々にやっていかなければならないのです。

 

如何でしょうか。「慣れ」のメカニズムを理解頂けたでしょうか。では、こちらの記事で具体的にどのようにして脳を慣れさせていけば良いのかを考えていきます。

 

 

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