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目標をあえて公言することで成功に近づける

 

あなたは、あえて自分から「この施設を100万/月ベースに持っていきます」とか「この医師の自社医薬品処方率をNo1にします」とか目標を公にしているでしょうか。販売目標はもちろんありますが、それ以外でも上記のようなあなた独自の目標があるはずです。それをリーダーや課員、同僚等に公表するのです。そうすれば、あなたの目標は達成に一歩近づきます。

 

その理由として、人は「一度決めた目標に対して、それを達成する為の行動を起こす」からです。これを心理学的用語で一貫性の法則と言います。一貫性の法則に関しては、こちらの記事で記載しました。根拠がなくても、自信がなくても、とりあえず「私は○○という目標を達成します」とみんなに公言することが大切なのです。

 

周りのネガティブな反応に惑わされてはいけない。

 

上記のように、「私は○○という目標を達成します」とみんなに公言することが大切ですと言っても、なかなか出来ない人が多いです。その理由は様々ですが、「公言したのに達成できなかったらかっこわるい」とか「課員やリーダー等の周りの人に笑われるのが嫌だ」とか、もし目標が達成できなかった時の保身の為の理由が多いです。

 

誰でも恥をかきたくないものですので、保身的になるのも当然のことです。しかし、周りのネガティブな反応に惑わされて保身的になってはいけません。目標を公にすることで一貫性の法則が働き、目標達成に一歩近づくことが出来るのです。ネガティブな反応に惑わされて行動を起こさないよりも、目標を公にして失敗しても行動し続ける方が、何倍もあなたの糧になります。

 

認知的不協和が最大の敵

 

目標を公にしなければ「難しい目標だし達成できなくても良いよね」とか「だって、達成できていない人たくさんいるんだし…」という目標を達成できない自分を正当化しやすくなってしまいます。この正当化のことを心理学的用語で認知的不協和と言います。

 

認知的不協和は、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱されたもので、一言で言うと「正当化」のことです。

 

例えば、あなたの担当施設の目標が高いものだったとします。あなたはそれでも目標を達成したいと思っています。その目標を達成するために説明会をしたり、講演会を企画したり、様々な仕掛けを行いました。それでも実績が伸びないと「この施設は何をやっても伸びないに決まっている」と行動しなくなったり「目標を達成できないのは仕方のないことだ」と考え方を変えたりしてしまいます。これが認知的不協和です。(図1)

 

「高い木の枝のおいしそうな葡萄=高い目標」であり、「葡萄を取ろうと一生懸命ジャンプをする=様々な仕掛けを行う」ことです。また、「あの葡萄はすっぱいに決まっているという捨て台詞=何をやっても伸びないに決まっているという捨て台詞」となるので、認知的不協和の具体例にすっぱい葡萄の物語が使われるのです。

 

図1

 
図1では「目標を達成したい」という認知(以下、認知A)と、「様々な仕掛けをしても目標が達成できない」という認知(以下、認知B)の間にギャップが生じています。目標を達成したくても達成できないというストレスは、自分にとってかなりの負担です。よって、そのストレスを緩和するために「この施設は何をやっても伸びない=目標を達成できないのは仕方のないことだ」と考え方を「正当化」してしまうのです。(図2)

 

図2

 
認知Aを叶えたいのであれば、認知Bを「もっと時間を割いて更に仕掛けを行えば達成できる」(以下、認知C)と置き換えればよいのですが、人間はそう強くありません。認知Aと認知Bのギャップでもストレスを抱えているのに、認知Aと認知Cのギャップで更にストレスを抱えてしまうことが想像できます。(図3)

 

図3

 
よって、そのようなストレスをなくすために、認知Aを「目標は達成できない」(以下、認知D)に置き換えてしまうのです。そうすれば、認知Dと認知Bとの間にはギャップはなくなりますので、精神的に楽になるのです。(図4)

 

図4

 
つまり、人間は認知的不協和によるストレスを緩和するために、自分の考えを都合の良いように「正当化」してしまう傾向にあるのです。

 

目標を公にすることが、認知的不協和による「正当化」を防止する。

 

目標を公にするということは、認知的不協和による「正当化」という逃げ道をなくすことに繋がります。「目標を達成する」と公にすると、一貫性の法則が働きます。やり遂げる為に一生懸命努力をします。

 

様々な仕掛けをしても失敗することもあるでしょう。失敗した時に、目標を公にしているかいないかで今後の進む道がみえてきます。

 

目標を公にしていなければ、認知的不協和による正当化により「何をやっても伸びない施設だ」と諦めてしまう道を選びやすくなります。目標を公にしていれば、一貫性の法則により「もっと頑張って仕掛けをしたら伸びるかもしれない」とさらに頑張る道を進みやすくなります。

 

つまり、目標を公にしているかいないかで、あなた自身の成長に大きな影響を及ぼすということです。目標を公にしても100%達成できるとは限りません。しかし、目標を公にすると、一貫性の法則が働き、目標を達成する為のあらゆる方法を試そうとします。そうすれば、必然と目標達成に近づいていくので、目標を公にしない場合よりも成功率は格段に上がります。

 

しかし、この方法は自分を限界まで追い込むことでもあります。認知的不協和は、ある意味ストレスを溜めない為の防衛反応とも言えますので、それを一貫性の法則により防ぐということは、自らストレスを溜めやすい環境をつくっていることになります。

 

あなたの心や身体の状態に合わせて、頑張る時は目標を公にして頑張る。無理がある時は認知的不協和で逃げる。適材適所使い分けて自分の成長に役立ててください

 

 

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