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思い込みが説得力を増す(セルフマニピュレーション)

 

セルフマニピュレーションとは「セルフ=自分自身」と「マニピュレーション=操作」を組み合わせた言葉で「自分自身を操作しましょう」という意味です。

 

セルフマニピュレーションは、説明会等で複数を相手にプレゼンする時に良く聞かれる心理学的用語ですが、ディテールの時や会議で自分の考えを主張する時等に幅広く活用できます。この理論も理解して活用していくことをお勧めします。

 

例えば、あなたは説明会で「説得力のあるプレゼンをしたい」を思っていると思います。その時はプレゼンの内容に力を入れると思います。それも重要ですが、セルフマニピュレーションにより「自分自身の仕草や話し方を説得力あるものに操作する」ということを忘れてはいけません。

 

例えば「胸を張って堂々と喋る」という仕草や「〜です!〜ます!とはっきり言い切る」という話し方を意識して行うことが、セルフマニピュレーションの一例です。そうすることで、相手に「このプレゼンは説得力がある」と思ってもらいやすくなります。

 

もちろん内容が伴っていなければ「根拠はどこなんだ?」とか「この内容でその自信はどこからくるんだ?」と思われてしまいます。しかし内容が伴っていても、仕草がおどおどしていたり、声が小声で自信なさげなトーンだったり、セルフマニピュレーションが出来ていなければ「本当に大丈夫か?」とか「嘘を言っているのではないか?」と思われてしまいます。

 

よって、プレゼンの内容は周到に準備しますが、まずは説得力があるとされる仕草や話し方を自分自身ができるように操作する、つまり「セルフマニピュレーションを実施する」必要があるのです

 

しかし、セルフマニピュレーションを習得するには訓練が必要です。相手にプレゼンを見てもらうことが一番手っ取り早いですが、それでは相手に迷惑をかけてしまいますし、そもそもこの理論を理解していないと訓練の相手にもなりません。そこで、私は「自分自身を客観的に見る練習をする」ことをお勧めします。

 

例えば、会議で上司から「この資料やったか?」と聞かれたとします。あなたはすっかり忘れてやっていませんでした。しかし、やっていないと言っては怒られてしまうので、やっていることにしてとりあえずその場をやり過ごそうとしているとします。その時に「やりました…」と小声で言ってしまうと、上司に嘘がばれてしまうかもしれません。そこでセルフマニピュレーションを活用し「やりました!」とはっきり言い切ったとします。

 

このシーンを客観的に観察するのです。「はっきり言い切れたことは良かった」とか「少し小声だったから疑われたかもしれない」とか「ちょっと目が泳いでしまったかな」とか、客観的に自分自身を観察して、セルフマニピュレーションの訓練をするのです。

 

それを繰り返していると「自分は自信がないときは小声になる」とか「目線がうつむき加減になる」とか、細かく自己分析が出来てきます。その結果、「自信がないときは小声になるから、しっかり声を出すようにしよう」とか「自信がないときはうつむき加減になるから、目線はしっかり前にもってこよう」とセルフマニピュレーションがスムーズにできるようになってきます。

 

でも、わざわざ訓練をするのは面倒くさいと思われた方が多いのではないでしょうか。しかし、説明会やディテール、社内で自分の考えを主張するとき等々、セルフマニピュレーションが重要なケースが必ず出てきます。

 

また、客観的に自分を観察することによって「自分は自信があるときは、少し声が大きくなる」とか「話を聞いて欲しいときは、少し話が長くなる」と自分の心理が理解できるようになります。自分の心理と常に向き合っていると、相手の心理も理解しやすくなります。

 

自己分析とは、他人分析と同義語です。自己分析は「自分が自分を客観的に観察すること」ですが、他人分析は「自分が他人を客観的に観察すること」です。よって「自己分析の練習=他人分析の練習」にも繋がります。

 

以上をまとめますと、以下の2点になります。

 

  • 説明会時にセルフマニピュレーション(=説得力がある仕草や話し方を意識する)を実施することで説得力が増す
  • セルフマニピュレーションの訓練(=自分を客観的に観察する)が、相手の心理を理解することにも役立つ

 

セルフマニピュレーションは、主にプレゼンの時に活用するものですが、私の経験で相手の心理を理解することにも役立つことが分かりました。

 

「相手を思いやることが大事だ」と良く言いますが、自分自身を思いやれないひとが相手を思いやることはできません。

 

セルフマニピュレーションにより「自分はどういう時にどういう感情を抱くのか」とか「どういう感情の時にどういう行動に出やすいのか」を理解し、それに対処できる術を身につけておかなければ、相手に「こういう時はこうした方が良い」という具体的なアドバイスはできません。

 

少し蛇足になりましたが、セルフマニピュレーションは是非訓練してください。プレゼンの説得力が増すだけではなく、相手の心理が理解できるようになるという効果もあります。まずは自分自身を理解し、自分自身を成長させていってください。その経験は相手にアドバイスをするとき等に必ず役立ちます。

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