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自己紹介の練習は、プレゼンテーションの基本

 

セルフプレゼンテーションとは、一言で言うと「自己紹介」です。具体的には、相手が感じている自分の印象を自己紹介によって変えようと試みることを指します。ここで質問です。私はあなたのことを知りません。その上で「私に対しあなたは自分自身のことをどのように紹介しますか」。

 

あなたは「自分の何をどのように紹介したら良いのだろうか」と困りませんでしたか。では、私があなたのことを少しだけ知っていたらどうでしょうか。しかも、その印象が少し悪いものだったとしたら…どのようにして私のあなたに対する印象を変えようと自己紹介するでしょうか。

 

これは自社医薬品の説明会とも通じてきます。医師が自社医薬品に対してあまり良い印象を持っていないとしたら、どのようにして自社医薬品の印象を変えようとするでしょうか。ただ闇雲に「自社医薬品の良さをわかってくれ!」と伝えても、相手に響くどころか「わかったわかった」と迷惑そうに話を流されてしまいかねません。

 

そうならない為に、自社医薬品の説明会の練習を重ねるのも1つの方法ですが、それは非効率です。MRは自社医薬品が処方された患者さんの様子を診る機会がありません。具体的にこういう患者さんに効きやすいと説明しても、それは患者さんを診ている医師のコメントを代用しているだけです。MRが患者さんを直接診て確認したわけではありません。自社医薬品が本当に効きやすい患者さん象は医師しかわからないのです。

 

自社医薬品の処方感覚を分かっていないMR相手に、自社医薬品の説明会練習を何回も重ねたところで、あなたに対する相手のアドバイスは「医師はこう感じているに違いない」というただの妄想にしかすぎません。よって、相手が「その説明会の内容は響くよ」等の助言をあなたに出来るわけがないのです。

 

だからこそ、セルフプレゼンテーションを練習に組み入れていくのです。セルフプレゼンテーションは「自己紹介」です。同じ課のメンバーであれば、直にあなたとコミュニケーションを取っているので、少なからずあなたのことは理解しています。

 

メンバーの自分に対する印象を、セルフプレゼンテーションによって変えることが出来れば、自ずと自社医薬品に対する医師の印象を変える術も身についていきます。

 

では、具体的にどのようにセルフプレゼンテーションを行えば良いのでしょうか。その計画を練る為のステップを記載します。

 

@相手が抱いている自分の印象のどの部分を変えたいのか明確にする
A伝えたい相手の性格や考え方等を考慮し、話し方をどうするか考える(Ex.結論を先に言う、結論までの過程を大事にする等)
Bどのような内容にするかを考え、それを示す根拠や具体例等の資料を準備する
Cどのような順番で話した方が良いのか流れを考える

 

自社医薬品の説明会のような場面を想定して、言葉を変えたものも一応記載しておきます。

 

@医師が抱いている自社医薬品の印象のどの部分を変えたいのか明確にする
A伝えたい医師の性格や考え方を考慮し、話し方をどうするか考える
Bどのような内容にするかを考え、それを示す根拠になるエビデンスや、他の医師の評価等の資料を準備する
Cどのような順番で話したほうが良いのか流れを考える。

 

最初に@の説明をします。人間は誰でも認められたいとおもっているものですので「自分のこれもあれも分かって欲しい」と思ってしまいます。しかし、それでは何を伝えたいのか主旨がぼやけてしまい、相手の印象を変えられないどころか記憶にも残りません。

 

「自分は今何を一番伝えたいのか」「相手のどの部分の印象が一番変わって欲しいのか」という一本の道筋をしっかり立てておきます。それを中心に話を展開していった方が相手の印象は変わりやすくなります。

 

次にAです。伝えたい相手の性格はどのようなものですか。せっかちの人であれば結論を先に言った方が良いですし、なぜその考えに至ったのかという過程を大事にする人であれば、結論は最後の方が良いです。相手の聞き入れやすい話し方はどのようなものか、日頃のコミュニケーションを通して把握しておいた方がヒット率は上昇します。

 

続いてBです。内容を考えるときは、具体的な体験談や根拠になる事例を入れたり、数字を入れて分かりやすくしてみたり、自分の気持ちを正直に伝えたり、自分を少し落としてみたり…「自分自身がどうすれば納得しやすいか」を考えながら準備します。お薦めの方法は自分の体験談等の正直な気持ちをはっきりと伝えることです。自分を良く見せようと考えてしまうと、胡散臭くなってしまうからです。

 

最後にCです。順番といっても決まった流れはありませんが、基本的に神話の法則を取り入れた方が効果的です。「自分は最初からこんな良い人なんです」と伝えるよりも「こんな失敗をして挫けそうになりましたが、こんな努力をした結果こんな良い人になりました」と伝えた方が共感を得ることができます。

 

如何でしょうか。「自己紹介」=「自社医薬品紹介」です。セルフプレゼンテーションが上手くなれば、説明会にも通じてきます。課員同士やメンター、上司でも誰でも良いので練習してみてください。

 

恥ずかしくて出来ないのであれば、実際に声に出して自分自身にセルフプレゼンテーションを行ってみてください。そして客観的に自分のセルフプレゼンテーションを評価してみてください。

 

自分を一番よく理解しているのは自分自身です。幽体離脱して上から自分を見下ろしているような感覚で客観的に評価してみてください。やってみると自分自身の評価は意外と厳しかったりして面白い発見もあります。

 

セルフプレゼンテーションは自分自身にやるのであれば、車や電車の中等、様々なシーンで片手間に出来ます。自己分析にも役立ちますので、是非一度は実施してみてください。

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