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スライドの内容はシンプルに伝える

 

説明会のスライドは文字だけで書かれているものが多いです。特に試験の目的や対象、方法等が記載されているスライドは文字ばかりで見る気も起きないスライドばかりです。それらのスライドの文字をただただ読んでプレゼンしていないでしょうか。

 

文字を読むだけのプレゼンをすると、目はスライドばかり見てしまいがちで聴講者への目配せがなくなってしまいます。かつ、聴講者もどこに注目したら良いのか分からなくなってしまうので、プレゼンの内容に集中できなくなってしまいます。

 

そうならないように、スライドの文字を強調したりデータのグラフ等を自分で作成したりしたいところですが、それは出来ません。規約上、会社から提供されたスライドしか使えないので、どうしても文字が多いスライドを使わざるを得ないのが現状です。

 

さて、あなたならこのような状況をどのように解決するでしょうか。私が実施している方法を下記に記載してきます。

 

 

 

試験の目的や対象・方法が記載されたスライド等、文字の多いスライドは極力使わない

 

私は文字の多いスライドは極力使わないようにしています。例えば、試験概要のスライドは、除外対象や副次評価項目等のプレゼンの目的に沿わない情報が記載されているからです。必要のない情報を聴講者に与えてしまうと、最も伝えたい内容の印象が薄くなってしまいます。

 

それでも使わないといけない場合は、注目してほしい点やキーワードのみを伝える為に提示します。話し言葉にすると下記のようになります。

 

「まず、1つの試験の結果をご紹介致します。プラセボと比較して自社医薬品が有意差をもってスコアを減少させたというものです。では、この試験はどのような患者さんが対象になっているのでしょうか。(試験概要のスライドを提示し、対象患者さんだけポインターをあてる)こちらだけご覧ください。対象は他社医薬品で効果がない患者さんです。つまり、他社医薬品で効果がない患者さんを自社医薬品に切り替えると、プラセボと比較して有意差をもってスコアを減少させたということです。」

 

如何でしょうか。文字ばかりのスライドは、注目してほしい点やキーワードのみを訴求する為に活用します。他の項目を読み始めると余計な情報を聴講者に与えてしまいます。気になるのであれば、聴講者から質問があります。質問がないということは、それ程必要のない情報だということです。

 

だからといって、こちらが伝えたいことだけを伝え続けるのも問題です。1つのデータを紹介し終わった時等の区切りの良いところで「ここまでで何か質問はございませんか」とか「ご理解頂けていますでしょうか。もう一度ご紹介差し上げた方が良いでしょうか」と、聴講者の様子を伺うことも忘れないようにしてください。

 

 

図やグラフを多用する

 

図やグラフは、結論を示しているものが多いです。試験概要や医師のコメントを抜粋したスライド等の余計なスライドは省いて、まずは結論を聴講者に伝えることが先決です。

 

そして「なぜ、示した図やグラフが重要なのか」という根拠を示すために必要であれば、試験概要や医師のコメントのスライド等を提示するのです。必要がなければ提示する必要はありません。口頭で「この試験は○○の患者さんが対象です」と伝えるだけで十分です。

 

「なぜこの説明会を実施するのか」を常に意識し、目的に沿っていない無駄な情報はそぎ落としてください。

 

 

伝えたいことが濃縮されている1枚のスライドを探す

 

スライドの中には、言いたいことが濃縮されているスライドがあるはずです。言い換えると、2~3枚のスライドを使って伝えていた内容が8割程濃縮されている1枚のスライドを探すのです。すると、10枚ぐらいのスライドが3~5枚で済むようになります。ゆっくり時間をかけて1枚のスライドを話すことが出来るので、聴講者の理解度も高まります。

 

例えば、発表者は「自社医薬品の適応疾患の病態は○○だから、△△という薬理作用を持っている自社医薬品は、このように有効性が高い」ということを、以下の3枚のスライドを使って訴求したいとします。その中でも一番伝えたいことは自社医薬品の有効性です。1枚だけスライドを残すとすると、あなたはどのスライドを残すでしょうか。

 

  • 自社医薬品の適応疾患の病態と治療(文字)
  • 自社医薬品の薬理作用(図)
  • 自社医薬品の有効性(グラフ)

 

まず、文字が多い病態と治療のスライドは省きます。有効性を伝えることが目的なので、病態と治療の説明は不要です。それに、自社医薬品の適応疾患の患者さんを診ている医師やコメディカルを相手に説明会をするはずです。すでに知っている情報は余計なので今更時間を割いてまで紹介する必要はありません。

 

次に、薬理作用のスライドも省きます。一番伝えたいことは自社医薬品の有効性です。薬理作用も伝えた方が良いですが、絶対伝えなければいけないものでもありません。

 

よって、上記の3枚のスライドですと、有効性のスライドだけを残します。しかし、それだけでは内容が薄くなりますので、有効性のスライドを出している時に、口頭で適応疾患の病態や薬理作用も伝えると良いです。

 

「こちらが自社医薬品の有効性のスライドです。この疾患の病態は○○という症状が良く出現することが知られています。自社医薬品は△△という薬理作用により○○という症状に効果を示します。その結果、このような有効性を示すことが出来るのです。今回は薬理作用のスライドは割愛おりますが、お示ししたほうがよろしいでしょうか」

 

というイメージです。聴講者に薬理作用の話題を振って「必要だ」というのであれば示せばよいのです。「必要ない」という反応であれば、そのままプレゼンを進めていきます。

 

スライドの内容はシンプルにして、無駄なスライドは省いてください。わざわざスライドで示す必要のない情報は、口頭で伝えれば良いのです。

 

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