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スライドのつながりを意識する

 

説明会をするとき、スライドの繋がりを意識しているでしょうか。例えば「このデータは維持期の再発率をみたデータです。再発率は他社医薬品に比べ最も低い結果でした。次に急性期のデータをご紹介します」という流れになっていないでしょうか。

 

これでは、維持期のデータから急性期のデータへの繋がりが唐突です。聴講者は「維持期のデータを話しているのに、何で急に急性期のデータが出てくるんだろう」と思いますし、それが続くと「何が言いたいのかわからない…もう話を聞かないで良いか」と他のことを考え出してしまいます。その結果、聴講者の頭には何も残らない説明会が出来上がってしまいます。もちろん処方が増えることもありません。

 

MRの中では説明会をする目的もはっきりしており、目的を伝えるには維持期や急性期のデータが必要だと判断しているはずです。ならば、聴講者が内容を理解しやすいように、スライドの繋がりを意識しなければなりません。そして、「このデータはこういうことを伝えたいから示しているのです」ということも声に出してはっきり伝えるのです。

 

スライドとスライドの間にコメントを挟む

 

上記の維持期のデータから急性期のデータを示した例をもっと深掘りして考えてみます。この説明会の意図は「自社医薬品は維持期の再発率が最も低い薬剤なので、急性期から処方して維持期に繋げて頂きたい」というものだと仮定して、下記の文例をご覧ください。

 

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「(維持期のデータを示して)自社医薬品は最も再発率が低い結果でございます。しかし、再発を抑える前に、急性期で効果を示さなければ維持期へ移行することも出来ません。急性期で効果があってこそ、この維持期のデータが活きてくるのです。では、実際に自社医薬品は急性期で効果を示すのでしょうか。(急性期のデータを示して)それを確かめたデータがこちらです…」

 

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如何でしょうか。データの合間に少しコメントを加えているだけですが、なぜ維持期のデータの後に急性期のデータを示しているのかが理解しやすくなります。「このデータは維持期のデータです。次に急性期のデータをご紹介します」というように、脈略なく進めていくと内容が全く理解できないものになってしまいます。

 

このように一枚一枚のスライドの繋がりを意識している方は多いでしょう。では、3~4枚話した後はどうでしょうか。聴講者の聞く姿勢はかなり消極的なものです。3~4枚スライドが進むと、それよりも前のスライドは忘れてしまっています。説明会が終わる頃には、最後のデータ1~2枚しか覚えていないということになりかねません。

 

「まとめ」のコメントを合間に挟む

 

そのような事態を避ける為はどうしたら良いのでしょうか。その工夫として「まとめ」のコメントを合間に挟むことをお勧めします。具体的には、3~4枚スライドが進んで、次のスライドに移行する繋がり部分に「まとめ」を挟むのです。

 

また冒頭の例に戻ります。維持期と急性期のデータを示した後に、副作用も少ないから急性期にお勧めしたい旨を伝えるとします。

 

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「(維持期と急性期のデータを示した後に)如何でしょうか。少しまとめてみます。自社医薬品は維持期の再発率が他社医薬品と比べて最も低いという点、そして急性期でも効果を示すという点、この2点をご紹介致しました。しかし、効果があっても副作用で薬を飲めなくなってしまっては意味がありません。自社医薬品の副作用は多いのか少ないのか、どちらでしょうか。それを他社医薬品と比較した表がこちらでございます…」

 

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如何でしょうか。繋がり部分に「まとめ」を挟むと、なぜ副作用の表を示すのか理解できるだけではなく、聴講者に「確かにそんなこと言っていたな」とプレゼンの内容を再度思い出してもらうことが可能です。

 

更に「ここまでで何か質問はありませんか」とか「先生は維持期と急性期のデータをご覧になって、どのように感じられましたか」とか、聴講者に質問を振るのも効果的です。

 

私は、わざとスライドを戻して「維持期のデータはこちらで…急性期のデータはこちらです。改めてご覧になって何かご意見はございませんか」という方法も良くします。

 

1枚1枚のスライドの繋がりを意識することは重要です。更に3~4枚スライドが進んだ後に「まとめ」を挟むことで、次のスライドに行く繋がりを再認識してもらうことも大切なのです。

 

あなたの貴重な時間を割いてプレゼンを実施しているのです。このような手法を用いて、その時間を有意義なものにしていきましょう。

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