MR’s buddy-MRの仕事、スキル、モチベーション、やりがい等

自分の相手に対する評価と同じように相手は変化する

(ピグマリオン効果とゴーレム効果)

 

上司であれば部下、若手MRであれば新人MRのように、誰かを指導する立場になることがあります。もし、その部下や新人MRがいわゆる「仕事のできない人」だったら「できない人」と考えて指導するか「できる人」と考えて指導するか、あなたならどちらでしょうか。

 

心理学的に「できない人」と考えて指導すると、ゴーレム効果が働き、その人は本当に仕事ができない人になります。逆に「できる人」と考えて指導すると、ピグマリオン効果が働き、その人は本当に仕事ができる人になります。これらは別名、教師期待効果とも言われています。

 

ピグマリオン効果とは、指導する者の期待度が高いと、指導される者の成績が良くなってくるというものです。ゴーレム効果はその逆だと考えてください。この理論は未だに賛否両論がありますが、私は肯定派です。実際に私の学生生活がそうだったからです。

 

私は3人兄弟で、兄は東大に近い偏差値の国立大学に入学しました。姉も偏差値60以上の有名な私立大学へ進学しました。私は末っ子で2人についていくように同じ高校に進学しました。しかし勉強は得意な方ではありませんでした。教師たちは私の兄弟のことを知っているので「お前は上の兄弟に比べて頭が悪い」とか「上の兄弟は良く出来るのに」とか良く言われていました。

 

笑って流していましたが、内心は勉強する気力をますます削がれていきました。模試では偏差値50いかないことが多かったです。上記で言うゴーレム効果状態だったと思います。

 

これは社会人になっても当てはまります。仕事ができない人というレッテルを貼ってしまうと、周りの人や上司は意識していなくても、その人に対する対応や言葉が「お前は仕事のできないやつだ」というオーラを放ってしまいます。

 

例えば、あなたはホームレスを見たらどのような対応をするでしょうか。電車内で一人ぶつぶつしゃべっている人がいたらどうでしょうか。その人とはしゃべったことはありませんし、どのような背景でそうなったかも理解していません。それにも関わらず嫌な目線を送ったり、近づかなかったりという対応を取ると思います。

 

そのような対応をしないように意識しても、それは相手に伝わります。その結果、ゴーレム効果のような現象が起こり、仕事のできない人はますます仕事ができなくなってしまうのです。

 

だからこそ、指導者の立場になる方はピグマリオン効果を意識しなければいけないのです。まずは指導する相手を「何事もできる人」と意識することから始まります。そう信じてくれる指導者には、指導される者も心を許しやすくなります。心を許しやすくなれば、指導者の言葉も受け入れやすくなるので、お互いの人間関係構築にも役立ちます。

 

そして「できるよ!」と励まし続ければ本人もできる気持ちになってきます。「できる!」という気持ちは仕事に対するモチベーションを上げるので、必然的に仕事の量も増えてきます。仕事の量が増えれば実績がのびてきます。その結果「できる人」になっていきます。

 

私の担当した新人がそうです。上司からは厳しい言葉をかけられ続けていましたが、私はちょっとした変化に気づいて褒めていました。実績が伸び悩んでいる施設に対しても「必ず実績はのびるから、諦めず頑張れ」と本人に言い聞かせていました。

 

そうすると、私が何も言わなくても文献を調べたり、夜も遅くまで仕事をしたりしていました。「早く帰れ」と言っても、自ら「ここまでやったら帰ります」と一生懸命努力していました。その結果、実績がのび悩んでいた施設は、自社医薬品の新規口座も取れて、実績も上昇していきました。

 

このように、人は信じたり励ましたりしてくれる人がいるだけでだいぶ変わります。私が学生の時はそういう人がいませんでした。是非あなたが、ピグマリオン効果を最大限に活用し、頼れる先輩になって欲しいと思います。

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