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文章の構成から学ぶ伝え方G

 

今回はいかに商品の「魅力」を伝えるかについて考えていきます。商品の魅力を伝えるのは難しいことです。理由は、魅力と一言で言っても人によって魅力と感じるところが違うからです。伝える側が魅力だと感じるところも、相手にとっては違う事が良くあります。また、その魅力を理論的に伝えようとしても、根拠が存在しないケースがある為、相手が納得するような理論武装すら出来ないこともあります。

 

例えば、私の友達に絵画が好きな友達がいます。絵画を一緒に見ていて「この絵は惹き込まれるようだ」とか「この色合いが素晴らしい」と言っていましたが、私にはさっぱり理解できませんでした。私もそれを理解しようと「この絵はどこがポイントなの?」と聞いてみたりもしました。しかし、友達の「この人と建物のバランスが…」等々という説明も理解できず「なるほど…」としか返せませんでした。

 

似たような経験があなたにもあるのではないでしょうか。自分の趣味を相手に「自分もやってみたい」と思わせるように魅力を伝えることは、かなり大変な作業です。

 

魅力を上手く伝えるコツとしては「相手が五感を使って想像できやすいような表現をすること」「魅力のポイントを3つ伝えて想像しやすいように情報を与えること」の2点です。

 

これらを意識して例文を記載してみます。あなたにお伝えする内容は「沖縄の魅力」についてです。

 

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日本の中でも、観光客の人気が高い島があります。その島の空港から一歩外へ出ると、照りつける太陽の日差しがひと際強く感じられます。辺りを見渡すと、真っ赤なハイビスカスが太陽の光に色を添えています。日本の南国、沖縄…それが島の名前です。

 

沖縄の食べ物も人を惹き付ける魅力の1つです。お店で売っている商品に目をやると、英語の名前の商品が多く並んでいます。例えば「SPAM」、コンビーフに似た加工食品です。切ってフライパンで焼いてみると「ジューーー!!」と音を立てて香ばしい匂いを漂わせます。その音と匂いに加え、ステーキのような焼き色が更に食欲をそそります。白いご飯をハンバーグのパンのようにして、卵焼きと焼き立てのSPAMをサンドします。最後に周りを海苔で巻いた食べ物が「SPAMおにぎり」です。ジューシーなSPAMを一口噛むと、肉汁があふれ出し、お肉のうまみが口いっぱいに広がります。その味を卵焼きとご飯が更に引き立ててくれます。日本本土では味わえない特別な味が沖縄にはあります。

 

次の魅力として挙げられるのは音楽です。耳を澄ますと「ティン、ティティン」という独特のメロディーが聞こえてきます。沖縄の音楽に欠かせない楽器、三線(さんしん)の音色です。どこか懐かしく、ゆったりとした音色は、雑踏に紛れて忙しくしている日々を忘れさせてくれます。そしてリズムをアップテンポにしていくと、誰もが手を上にあげて踊りだしてしまいます。その踊りは、あなたも良く知っているカチャーシーです。このカチャーシーという踊りは、素人でも一緒に踊ってしまう不思議な踊り。楽しい…でも恥ずかしい…まるで学生の時のフォークダンスを踊っているような感覚になり、気持ちも若返って生き生きとしてくるのが分かります。

 

海も沖縄の魅力としては欠かせないものです。エメラルドグリーンに輝く海…まるで雪の上を歩いているかのような柔らかく白い砂浜…海の中では熱帯魚たちが色鮮やかなコントラストをなしています。現実を忘れて、別世界に来たような気分になれる空間がそこにはあります。夕暮れ時には、沈みゆく太陽を眺めます。後ろに伸びる長い影は、まるで自分を「頑張れ!」と支えてくれているかのような感覚になります。くっきりと砂浜に残る足跡は、自分の人生の軌跡を表しているかのようです。昼間とは違い、サンセットの海は自分の人生を深く考えさせ、また前に進む勇気をくれる場所でもあります。

 

沖縄を離れる日…どこか寂しく、どこか嬉しい、そんな複雑な気分になります。また日常の生活に戻ると、日々の忙しさによりこの気持ちは薄れていってします。どこか疲れたと感じた時、どこか頑張りたいと感じた時、その気持ちに寄り添いヒントをくれる場所、沖縄…。あなたも何も考えずに、ただただ身を委ねてみては如何でしょうか。

 

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私はコピーライターではない為、素人丸出しの文章になってしまいましたが、イメージではこのような感じです。

 

沖縄の魅力として「食べ物」「音楽」「海」の3つを挙げて紹介しています。また「ジューーー!!」とか「ティン、ティティン」といった擬音語を使う事で五感に働きかけています。そして、相手に想像してもらいやすように「雪の上を歩いているかのような柔らかく白い砂浜」と具体的に書くように工夫しています。

 

この方法を自社医薬品のPRでも活かしていきます。例えば、薬の話をあまり聞いてくれない医師がいたとします。自社医薬品の訴求の前に、医師との人間関係を構築したいと考えています。

 

そこで「診察室のドアをコンコンとノックして患者さんが入ってきました。その患者さんの顔は笑顔でしょうか。1人でもその笑顔を増やしたいと私は思っています」と言ってみたらどうでしょうか。実際に私は言ったことがありますが、その医師は笑わず真剣に聞いてくれていました。

 

要は「相手に想像してもらえるように話す為にはどうしたら良いのか」と考えることが大切なのです。自社医薬品の有効性を訴求するにしろ、自社医薬品を処方した医師や患者さんの良い未来を説明するにしろ、相手が上手くイメージできなければ伝わりにくくなってしまいます。この方法は抽象的な自分の考え方を相手に分かってもらいたい時に活用してみてください。

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